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田坂氏の病気は放射線が原因だった!?

田坂広志さんが過去に医者から余命を宣告されるほどの病気を患っていたのは知っていたのですが、放射線が原因で起こり得る病気になっていたとは知りませんでした。大学院時代の被曝が仮に原因ではなかったとしても、こういうお話を聞くと外部被曝はもちろんのこと、もっとリスクの高い内部被曝にはさらに用心しなければならないと思いました。


転載元から抜粋:ダイヤモンドオンライン

――いま、「永い年月にわたって周辺住民の方々を苦しめるトラウマ」と言われましたが、先日のあるテレビ番組で、田坂さんご自身も、過去に被曝した経歴と、ご自身の病気との関係で悩まれたと告白されていましたね?

 ええ、あのことは、本当は、お話ししたくはなかったのですが、番組の中で、福島の被災者の方から、心に響く真摯な問いかけを頂きましたので、敢えて申し上げました。実は、私自身も、その「トラウマ」で苦しんだ時代があります。

 私は、大学院での研究者の時代に、実験研究のために、放射性物質を扱い、あるレベルの放射線を被曝しました。その実験は、厳密に管理・計測された管理区域の中で行われ、当然、個人線量計を着用し、自身の被曝線量も正確に計測しながら行ったものです。従って、当時、私が被曝した放射線量は、ICRPの基準から見ても、国内法の基準からみても、十分に許容できるほど低いレベルであり、その健康リスクは、十分に無視できるほどのものでした。

 しかし、それから10年余りして、ある重い病気に罹ったのです。それは、放射線が原因となっても起こり得る病気であったため、「あの頃の放射線被曝が原因ではないか」と、その因果関係について悩み、苦しみました。もとより、私は、放射線健康管理学を専攻した人間であり、あの低いレベルの被曝では、こうした病気に罹るとは考えられないということは、「理論」や「理屈」では分かるのですが、ひとたび病気になると、どうしてもそこに因果関係を考えてしまうのです。放射線健康管理学の専門家として、「理性」では起こり得ないと分かっていても、「感情」が、心の中の不安や懸念を抑えきれなくなり、そのことによって、悩み、苦しんだのです。

 その私自身の経験があるので、福島の周辺住民の方々の不安や懸念、悩みや苦しみが分かるのです。

 例えば、たとえ基準値よりもはるかに低いレベルであったとしても、子どもの尿にセシウムが検出された母親の方々は、将来、子どもが体調を壊したり、病気になったりするたびに、必ず、「あの福島原発事故での被曝が原因ではないか」と、悩み、苦しまれるのです。それは、先ほども申し上げたように、「無用の心配だ」「過剰な懸念だ」「煽られた不安だ」と軽々に論じることが許されないほど重い「現実」であり、母親の方々にとっての「真実」なのです。

 それゆえ、福島原発事故で放出された放射能が原因で被曝した方々は、それがたとえ、基準値を大きく下回るものであろうとも、医学的にみて健康被害の可能性が極めて低いものであっても、生涯、重い荷物を背負って歩まれることになるのです。

 いま、政治と行政の方々に求められるのは、基準値以上か、以下か、健康被害が起こるか、起こらないか、ということを科学的に論じる力だけでなく、こうした周辺住民の方々の「心の重荷」を深く理解し、共感する「心の力」なのです。

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